劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

セクション紹介③ 映像

──映像はどういうセクションですか?

 

主にPVや劇中映像の作成を行なっています。

劇団綺畸では映像はサブセクションとして活動しているため劇中映像の使用は公演によりますが、作・演出の要望があれば映像による幅広い演出を実現します!!

 

 

──今公演の力を入れたポイントは?

つい先日、渾身のPVTwitterと特設サイトにて公開されたばかりなのでぜひご覧下さい!過去最高の尺を誇っています(笑)

劇中映像も素材にこだわって作っているのでご注目ください!

 

 

──本番に向けて一言

しかし映像は出番が少ない

なので絶対見逃さないで下さい!

ご来場お待ちしております!

 

 

 

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劇団綺畸2018年度冬公演

『ふれろ』

作・演出 中村光

 

12/20(木) 19:00

21(金) 19:00

22(土) 14:00/19:00

23(日) 14:00/19:00

 

於 駒場小空間

予約制・無料(カンパ制)

全席自由席

 

予約フォーム↓

https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu

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セクション紹介② 小道具

──小道具はどういうセクションですか?

 

劇に使うありとあらゆる小道具を集めたり作ったりするセクションです!
小さいものは鍵やキーホルダー、拳銃、時には花束や旗なんかを作る時もあります!作演出と相談しながら劇の雰囲気に合わせて(←ここめっちゃ重要)様々な小道具を用意します!!
サブセクションなので専門の人はいないのですが、知恵を振り絞ってどんな小道具が必要か考えています!

 

 

──今公演の力を入れたポイントは?

 

小道具の数が多いです!!めっちゃ多かった今年の夏公演に勝るとも劣らない数です!!必死に集めたり作ったりしてます!
小道具が目立つことってそんなにないですけど、特に小道具!ってのは最初と最後じゃないですかね(笑)

 

 

──本番に向けて一言

 

作演出への愛にあふれています!ドバドバ

 

 

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劇団綺畸2018年度冬公演

『ふれろ』

作・演出 中村光

 

12/20(木) 19:00

21(金) 19:00

22(土) 14:00/19:00

23(日) 14:00/19:00

 

於 駒場小空間

予約制・無料(カンパ制)

全席自由席

 

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https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu

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セクション紹介① 宣伝美術


──宣伝美術はどういうセクションですか?

 

綺畸の公演に興味を持ってもらうために宣伝活動をしていくセクションです!

これを見ていただいている時点で半分成功ですね笑

 

 

──今公演の力を入れたポイントは?

 

視界に入った瞬間に、パッと目がとまって雰囲気が伝わるように心がけました。

劇の熱量と圧を感じていただきたいです!

 

 

──本番に向けて一言

 

会場まで私たちがご案内します!ぜひいらしてください!

 

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劇団綺畸2018年度冬公演

『ふれろ』

作・演出 中村光

 

12/20(木) 19:00

21(金) 19:00

22(土) 14:00/19:00

23(日) 14:00/19:00

 

駒場小空間

予約制・無料(カンパ制)

全席自由席

 

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https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu

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しゃりんと山田

舞台監督、舞台の近江です。
ブログテーマが『世界の珍獣』ということで、この二人の他にいないだろうと。

 

しゃりんと山田。誰もが一度は聞いたことがあるだろう。チュパカブラ、ビッグフット、ネッシー、そしてしゃりんと山田。世界四大未確認動物として知られるこの二人組は長らく都市伝説として語られてきた。
いつも右手に金槌を持ち、ひどく汚れた服を着ている。不思議と匂いはない。
彼女らは目黒区のはずれにて目撃された。そこでは常にチェーンソーのような機械音が鳴り響き、周辺からはどこからか連れてこられたのか、たくさんの幼児の声が聞こえる。

結論から言えばこの噂は全て本当だ。
ぼくもこの前見たので間違いない。

このようにその生態と見た目については広く知られているこの二人だが、内面についてぼくが知っている範囲でここに記していく。

 

しゃりんはこだわりの強い女である。特に自分自身についてのこだわりが強い。彼女の中で複数あるこうありたいという像に近づこうと様々な知識と経験を蓄えている。
ことに色について、その知識と関心は非常に深い。人に好きな色を聞き、その人が青と答えた時に、「いや青っていろいろあるじゃん?どんな青よ?」とさらに聞き返す人をぼくは初めて見た。ぼくは色を追求する際の彼女の目が怖いので好きな色を聞かれたら金色とバカな顔で答えるようにしている。

そんな一見強く見える彼女だが実際は可愛らしい女の子である。意外と重い物を持つのが苦手で、おっちょこちょい、そしてシャイ。また好きな人やものへの想いの強さは眼を見張るものがある。
そう言った一面を隠して強くあろうとする、ぼくと真逆を行く彼女の真摯な姿には憧れを抱いている。また彼女の美的なバランス感覚にぼくは大きな信用を置いている。
今の調子で行くと35歳ぐらいで彼女はいったんの達成を迎えるのだろうか。その時また一緒に仕事をすればどんなものができるのか、おそらく叶わない期待を抱かずにはいられない。


山田は野菜を食べない。
彼女の主食は基本的に炭水化物とタンパク質で構成されている。なんで野菜を食べないのか質問するといつも「えー食べてるよ?」と答える。こいつは語尾を伸ばすタイプの女だ。
あと彼女は寝方で目立とうとしてくる。体操座りでしょっちゅう寝てみたり、そもそも寝相があまり良くない。あと一度寝ると起きない。

先の例にあったように彼女は基本的に人の質問を真っ向から受け取らない。いつも少しずらして茶を濁してくる。
それもあってかぼくは山田のことをよく知らない。
ただ優しい子だとは思う。そして大人だと思う。常に周りの2年遅れで成長していると彼女は自身を評価していたが、そんなわけはないと思う、5年くらい先をいっているように見える。
ぼくは山田ほど強い女性を同世代に見たことがない。彼女がどれだけ無理をしているのか、ストレスを感じているのか未熟なぼくにはわからない。本人が言うように本当に何に対しても無関心なのかもしれないし、無関心を装っているだけなのかもわからない。
対して、ぼくが彼女に助けられた部分は非常に大きく、また彼女に対してみせた弱みの量は果てしない。
山田のことを書いているとぼくは、と言う書き出しが多くなることからもいろいろ明らかだと思う。
彼女には心から幸せになってほしいと思う。


ぼくが彼女らについて知っていることは概ね以上だ。この一年間最も長い時間一緒にいた二人ながら、彼女らについてぼくは本当に何も知らない。
もう少し二人のことを知ってて、面白い感じでバカにできるかと思って書き出したけど、なかなか難しかった。

ぼくとこの二人に加えて、徐々に技術を獲得している頼もしい後輩の四人で舞台を作っています。
残り2週間で最高のものに仕上げます。
はて、先輩たちはいつ差し入れに来るのでしょうか。はてはて。

2年 差し入れ欲太郎

 

 

 

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劇団綺畸2018年度冬公演

『ふれろ』

作・演出 中村光

 

12/20(木) 19:00

21(金) 19:00

22(土) 14:00/19:00

23(日) 14:00/19:00

 

駒場小空間

予約制・無料(カンパ制)

全席自由席

 

予約フォーム(近江扱い)

https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu?m=0kdidff

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かつて賢者と呼ばれた少年に捧ぐ唄

鳥のさえずりと、人の喧騒。

 

動物園に居ました。

類人猿の檻の前。

一頭のオランウータンが目にとまります。

 

手のひらほどの小さな銀皿の上に、マスタード色をしたペースト状の餌。

ちょうど、離乳食の瓶をそのままあけたような、どろりとした質感は、まさしく消化されるために産まれてきたと言わんばかりに、自分の存在意義を主張しています。

背筋を丸め、それをちびちびと啜る彼のうしろ姿は、一種の哀愁を纏って、私に語りかけました。

眉雪。忸怩。幽獄。諦観。

老ゆ、悔ゆ、報ゆ。

うゆ。。。

 

 

ふと目を離した、僅かな合間だったのです。

 

つい先刻まで底が見えていたはずの餌皿に、気づけば、例の流動食がなみなみと湛えられていました。

 

いつの間に?

いつの間にやら。

 

毛むくじゃらは、泰然たるもの。

一切を語らず、ただ静かに食事を続けています。

 

飼育員さんがこっそり入れたのでしょうか?

いえいえ、それはありえません。

いくらぽやぽやした当時の私であっても、檻内に人間が出現したならば、気づかぬわけもなし。

まさしく、魔術か奇術の類い。

 

きっと妖精さんの仕業に違いない、幼かった私は、そう結論づけました。

となれば、その姿を一目見たいと思うのは、至極当然の理。

次こそは見逃さぬようにと、溢れんばかりの視線をたった一枚の皿に注ぎます。

 

妖精さんや、妖精さん

出てきておくれ、妖精さん

 

……いや妖精さんて。

 

 

程なく、私は目撃します。

 

見つめる先の、獣の口腔から。

ぬらぬらと生温かい輝きを放つ、かつて餌であった何者かが吐瀉される瞬間を。

 

そして。

 

見つめる先の、獣の口腔へと。

今しがた放出された黄色い塊が、再びずるずるりんと吸い上げられていく様を。

 

 

妖精さんなど居なかった。

 

吐いては飲み、飲んではまた吐く、年老いたオランウータンの姿が、脳裏に焼きついて離れません。

 

いずれ、私も。

 

役者/小道具 2年 小池

 

 

 

  

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劇団綺畸2018年度冬公演

 『ふれろ』

作・演出 中村光

 

12/20(木) 19:00

21(金) 19:00

22(土) 14:00/19:00

23(日) 14:00/19:00

 

駒場小空間 

予約制・無料(カンパ制)

全席自由席

 

予約フォーム(小池扱い)

https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu?m=0kdidbh

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先生、笑ってくれて—

演劇教育が盛んな小学校にいました。

 

小学校1年生の時から定期的に水曜日の3.4時間目は演劇ワークショップ。
終わった後の給食は美味しんです、身体動かすので。
私は揚げパンが好きでした。牛乳はこっそり箱に戻してました。
あ、それはどうでもよくて——。

 

6年生で卒業公演をするんです。4月から1年かけて、劇作家の方々と一緒にオリジナルの脚本を書いて上演するんです。
6年生になって、うきうきで卒業公演の準備をしていたけどオーディションで私はやりたい役には落ちました。

 

で—。
結局別の役になったんですね、ちょっと偉い女の人の役。スーツなんか着ちゃって。
極度の恥ずかしがり屋なので、ずっと思い切って演るのが恥ずかしかったんですけど、本番前日のリハーサル、急に思い立って動きを変えてみたんです。
そうしたら、客席に座ってた大好きな演劇好きの先生が凄く笑ってくれて、終わった後も褒めてくれて。
ああ、あそこから演劇に囚われてるなぁと思うことがあります。

 

あの小学校にいたからまだ演劇をしてるのかもしれないです。

 

せんせい、笑ってくれてありがとう。

 

今も恥ずかしがり屋は変わらず、あの時の卒業公演のDVDはまだ観ることができてません、一度も。


制作2年 菊地音々子

 

 

 

 

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劇団綺畸2018年度冬公演

『ふれろ』

作・演出 中村光

 

12/20(木) 19:00

21(金) 19:00

22(土) 14:00/19:00

23(日) 14:00/19:00

 

駒場小空間

予約制・無料(カンパ制)

全席自由席

 

予約フォーム(菊地扱い)

https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu?m=0ibejfj

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Never touch me.

今から書くことは全部妄想なので、悪しからず。ちなみに、タイトルとも全く関係ありません。

 

子供のころ読んだむかしばなしに、こんな話がありましてね、

あるお侍さんが偉い人から食事に呼ばれたのだけれど、マナーを全く知らないので困って、同席していたお坊さんに相談しました。

するとお坊さんは「私のやることを真似していればよい」と心強いことを言う。

ところがこのお坊さん、不器用なのか食べ物を箸で摘まもうとして過って取り落としてしまいました。それを見たお侍さんもそれがマナーなのかと思って真似して食べ物を取り落としたっていう、笑い話なんですが、

私が高校一年生だったかの頃、某英語使用国へ英語の研修に行った時、

最終日、一人ずつプレゼンすることになっていて、そこで折角なので私は軽くあったかいジョークを入れてやろうと思ったんですね。

「ホームステイでお世話になった方々に感謝します」っていう内容のところを "Thanks for feeding me" って言うジョークだったんですが(私が食いしん坊みたいに聞こえる)、

ほかの人にパクられるといけないと思って、リハーサルの時には言わずに本番でいきなり言ったんですね。そして現地の人は笑ってくれたんですが、

日本の生徒はそれが一般的な文句なのかと思ったらしく、私以降にプレゼンをする生徒が同じ文句を言い始めたので、驚きました。その時に例のむかしばなしを思い出したっていう話です。

何を言いたかったかっていうと、

プレゼンやスピーチで、リハーサルと違う文句を言い出した奴には何かしらの意図があることに注意しようってことです。

 

一年役者 入江啓明

 

 

 

  

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劇団綺畸2018年度冬公演

 『ふれろ』

作・演出 中村光

 

12/20(木) 19:00

21(金) 19:00

22(土) 14:00/19:00

23(日) 14:00/19:00

 

駒場小空間 

予約制・無料(カンパ制)

全席自由席

 

予約フォーム(入江扱い)

https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu?m=0kdicgd

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