劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

Bで始まる言葉といえば

こんばんは。劇団綺畸照明3年の冨士盛健雄(ふじもりけんゆう)です。

 

ちょうど今夜行われているICPCというプログラミングの世界大会で学科同期の東大チームが暫定1位になったり3位に落ちたりだとかしてるようです。(地区予選を勝ち残った128チームが参加している模様...!)すごい...頑張れ...

 

 

 

今回の公演のブログのお題は”オススメするもの/しないもの”ということでオススメするものを。

 

 

オススメするのは下北沢駅南口から徒歩1分。汚い路地沿いのビルの2FB&Bというお店があります。

この2つのB何を表していると思いますか??

 

 

 

 

 

そう、Book()&Beer(ビール)です。

なんとこのお店、ビールを飲みながら店内の本を読めるんです。サイコーか!

もちろん購入もできますし、何なら店内のインテリアまで買えます。

 

ビールが飲めるからってだけでオススメしてるんじゃありません!!

コンセプトが一般的な書店とは違うんです。

何を隠そう、このお店のコンセプトは”本との偶然の出会い”。

置いてある本は一冊きりだったり、誰かが買っていってしまったのか不揃いだったり。そう、どこか不完全で欠けているんです。

それに本の分類も出版社できっちり分けてるわけではなくて、なんとなくぼんやりジャンル分けされた本たちがゆるやかな境界で隔てられているのみで。

だから何を買うか決まっていてどこにあるのか店員さんに尋ねたりする人にはあまり向いていないかもしれません。

 

 

このお店に入るときは何がほしいか決めて行ってはダメです。

ふらりと入って目にとまった見たことない本、ヘンテコな本、ここで見なかったら一生手にとらなかったであろう本、そんな本たちをふらりと手に取って読んでみてはやっぱり超絶ヘンテコで訳わかんないって棚に戻して、また手に取って、、、で、結局とびきり気に入った本たちを何冊か買ったり、財布を覗いたらスカスカでがっかりしてビールだけ飲んで帰ったり。

 

ここでは外の世界と違う時間の流れを感じます。

何かに急かされることもなく、ただただゆるやかで。

何となく想像がついてしまう未来に僕が日々直進しているのだとしたら、そこからピョーンって飛んでいって紙面の隅っこの方でいきなり円を、いや螺旋を描き始めて、ついには回りすぎて紙も突き破ってしまう、そんな。

 

 

 

 

 

個人的な話になってしまうんですけど、僕は結構頭のよい子どもだったようで、

10回くらい生まれ直して10通りの生き方全部したい、なんてよく思ったものです。

選択肢があるときは徹底的にメリット・デメリットを比較して、絶対にベターな選択をしてベターな人生にする!

高校どっちに行くか、どっちの子と付き合うかで一ヶ月以上悩んでベターな方をとる、そんな子どもでした。かわいくない!!

 

ところがそんなこと思うようなこともなくもなってしまいました。理由はわからないのですがいつの間にか。20年生きてきて、世の中の何億もの選択肢からベターな選択するの無理だと気づいたのかもしれません。

だからある種そういう諦めもあって、運命に身を任せよう、みたいな。

運命って言葉は便利でメンヘラっぽくて好きじゃないのですが、”偶然の出会い”と言い換えれば聞こえは良さそうです。

 

演劇を観たことなかった僕が演劇を2年間続けているのはきっと、偶然みたあの日のあの劇が忘れられないからで、あの劇がなかったらきっと全然違うところにいたのかもしれないけれど別にそれもそれで悪くないような。

 

 

 

”人生を変えるような一冊”を見つけるぞ!!なんて張り切らずに、なんとなくぼんやりとおもしろそうな本を手にとって気に入らなかったらやっぱりやめてビールだけ飲んで帰ってくる、そんな感じでいくのがオススメの本屋さんです。