こんにちは、2年生のあずみくこと東です。
作演さんからのテーマは「思い出すこと」
このテーマについて、何を書こうか考えていたら、突然、「プロフィール帳」というもののことを思い出しました。なぜだ。
でもたぶん今後思い出すこともないだろうし、せっかくなので、
ピンとくる人がどれくらいいるのかわかりませんが、小学校の時流行っていた「プロフィール帳」について書こうと思います。
「プロフィール帳」が何なのかわからない方もいるかもしれません。どんなものか、私の主観ではありますがざっくり説明してみます。
小学生が持っていることが多かった、かわいいキャラクター付きのファイルに綴じられている数十枚の紙。それらにはたくさんの質問事項が書いてあります。
まずは名前、住所、電話番号などを書く欄。これは標準装備。
その後には、オリジナルの質問が続きます。星座、血液型、あだ名、特技、趣味、好きな食べ物、好きな音楽、好きなキャラクター、あとは座右の銘なんてのもありました。小学生に座右の銘なんてあるのか。ちなみにわたしには無かったです。
それを一枚ファイルから出して、友達になりたてホヤホヤの相手に手渡し「よかったら書いて」と伝えます。3日〜1週間後に、びっちり書き込まれた「プロフィール」を受け取って、またファイルに綴じます。
ここに書いてある名前や住所を使って、毎年たくさんの友達に年賀状を出しました。
ここに書いてあることで、たくさんの人のことをよく知っている気になりました。
今の私は、何人の人の好きな食べ物を知っているだろうか。たぶん3人も知らないな。
座右の銘に至っては1人も知らない。逆に座右の銘を聞かれたこともありません。
でも、プロフィールを渡せば、そういうたくさんのことはすぐに教えてもらえて、
だから、あのころの私(もしかしたら私たち、かもしれない 割とプロフィールは流行っていた)にとっては、プロフィールを渡したりそれを丁寧に書いたりカラフルなペンで彩ったりすることは、「あなたのことを知りたい」「あなたに私を知ってほしい」ということを伝える1つの手段だったかもしれない、
ここまで考えて、
そんなことないな、と思いました。
普通に書くのも読むのも楽しかったし、
そんなに仲良くない子にも渡してたし。
あぁでも、当時好きだった子にさりげなく渡して書いてもらおうとしたりしたし、あながち間違いではないか…
とは言うものの、そんなたいそうなことは考えてはいませんでした。
アレ書くの楽しかったな…久々に書いてみたいものです。今の小学生はもうそんなもの知らないかもしれませんが。
もう、プロフィールを渡したり書いたりすることはきっとないけれど、
わざわざ好きな食べ物を聞いたり座右の銘を尋ねたりしなくてもいいかもしれないけれど、
たまにはそんな話をしてみてもいいかもしれないな、と思いました。
長々と失礼しました。
こんな話に最後まで付き合ってくださった優しい方々に、きっと損はさせません。
『回想畸譚』で会いましょう。お待ちしております。
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劇団綺畸2016年度冬公演
『回想畸譚』
作・演出 岩崎雅高
12/22(木) 19:00
23(金) 19:00
24(土) 14:00/19:00
25(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
全席自由席
予約不要・カンパ制(料金自由設定制)
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