同期に「なんかCMとかで汗だくで海岸走ったりしてそうだよね」と言われたことがあるんです
それを言われるきっかけになった役が、たぶん去年の4月に演じたものなんですけど、
先輩から「今にも死にそうとかじゃなくて、次の季節が巡ってくる系の女子でいて」というアドバイスを受けたんですよね
今回のブログのテーマの、「夏の始まり」について考えていて、それをふと思い出してしまいました
四月の物語だったから、次の季節は夏なんだよなぁとか、そんなことをぼんやりと考えていたので
それでその劇のことを思い出しました
印象的なセリフがあるんです
「次なんてものはない、あるのは今だけだ」
劇中、このセリフは何度も繰り返されるんですけど、当時の私はあまりピンときていませんでした
ですが今、21歳になって、そして、劇団綺畸の引退を目前にして、このセリフを何度も反芻している自分がいます
考えごとがたくさん増えました
この先のことを、次のことを考えていくのが、とても難しくなったのを感じています
実は去年先輩方はこんな思いでいたのかもしれないなんてことを考えました
だからといって
次なんてものはない、と言ってしまったらどうしようもないやんけ、と思います
私を待っている次、私が作っていく次、というものを見据えていかねばならないと思います
でも、この公演が終わってしまうまでの1ヶ月と少しの間だけは、
目の前にある今のことだけを見つめていきたいです
新しく劇団綺畸に入ってくれる新人の皆さんと、アクも芯も強い同期と、それに負けず劣らずな後輩たちと、これまで積み重ねてきたもろもろのこととでしか作ることのできない今だけを、確かなものとして信じていけたら、と思います
これだけは確かだと胸を張って舞台に立てるよう、頑張っていきます
役者・web3年 東
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劇団綺畸20167年度夏公演
『鴉神話』
作・演出 齋野直陽
6/8(木) 19:00
9(金) 19:00
10(土) 14:00/19:00
11(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
全席自由席
予約不要・カンパ制
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