去年の夏、狂ったように食べていた赤城のチョコアイスがおいしい季節になってきました。
去年の今頃はイキッた同期どもが仲良くしているのを見ながら、チッ馴れ合いやがってこんなとこすぐ辞めてやるからなとイキっていました。
母から借りた当制服は夏の始まりにしては暑くて、同期から入学式のお母さんだって馬鹿にされて本気でムカついていました。
ビラ配りと前説(失敗した)が終わればもう仕事は無くて、ホールの外で先輩たちの公演が終わるのを待っていました。新人は本番を見られなかったのでゲネで見た先輩たちを思い出しながら待っていました。
いいなあ
まぶしいなあ
って思いながら待っていました。
あと一回、もう一回って思いながら、もうすぐ大学に入って4回目の舞台に立ちます。
2度目の夏が始まります。
私が演劇を楽しいと思っているのかどうかも、演劇を続けたいと思っているのかどうかも、演劇が好きなのかどうかも、ぜ〜んぜんわかりません!考えるのって難しい。なんにも考えていない私にとって、色んなことを考えながら演劇をするみんなはまぶしくて、こんな自分が嫌になります。
私には、舞台に立ったときにあたる照明の明かりがまぶしいなってことくらいしかわかりません。
毎回、まぶしさに目が眩んでいるうちに続けています。
佐藤晴香
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劇団綺畸2017年度夏公演
『鴉神話』
作・演出 齋野直陽
6/8(木) 19:00
9(金) 19:00
10(土) 14:00/19:00
11(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
全席自由席
入場無料・カンパ制
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