劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

笑顔

高校の時、「あぁ今が一番楽しいんだろうなぁ」って、思ってました。
なんでだか分からないです。でも、なんだか、それは確信に近いものがありました。
昔、そんな事をお芝居にしたなぁ。

あの時、高校生の時、お芝居を作った時、何を考えていたのか、もう覚えていません。

今、どうかというと、分かりません。今、楽しいんだろうか。

この間、笑顔の絶えないお芝居に関わりました。お客さん、皆笑顔で帰って行きました。舞台上では役者さん達が真剣な顔をしていました。本番以外の時間、スタッフと役者でふざけあっていました。
公演最終日、なんだか、こんな日々がずっと続けばいいのにって思いました。そんな事感じたのは、人生で初めてかもしれません。

今にして思えば、高校の頃は皆でふざけあっていたものでした。
後ろの席の奴が寝ていたらノートにイタズラしたり、授業中の雑談ではクラスのいじられ役を煽ったり。

お芝居が避けようもなく人間を描くものであるなら、きっと光も影もあるはず。役者さん達が舞台上で見せる笑顔は、嘘なんでしょうか。

笑顔は哲学じゃない。
柄にも無いことを言いますが、笑顔って素敵ですね。

スタッフだって、色々考えながら、舞台を見守ってます。
この座組では最後の公演。皆と笑い合えたら。

照明・映像 3年 野口瑞貴

 

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劇団綺畸2018年度夏公演
『竜骨の上で児戯』
作・演出 中石海
6/14(木) 19:00
15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
駒場小空間
全席自由席
入場無料・カンパ制
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