これは一般的によく知られた事実ですが、ぼく、小林大晃はとんでもないど田舎に生まれました。
東京に生まれ育ったみなさんには想像もできないかもしれませんが、まず駅がありません。
最寄駅はJR武生駅。JR北陸本線には普通電車が1時間半に1本、終電は10時半でした。
そしてコンビニもありません。一番近いコンビニは11km先。親にお願いして車で15分かけていきました。
そして街灯もありません。ここら辺だと少し暗い路地に入ると変質者が出そうで気持ち悪いと申しますが、田舎ではそんな心配はありません。
なぜなら暗すぎて何も見えないから。ナニを露出していても夜の帳が優雅にお隠しなられます。
変質者より何倍もイノシシやクマが怖いですね。あいつらは夜目が利きますから。
そんなぼくの故郷の思い出は、中学校くらいの時です。
テスト週間になると、部活もなくなっていつもより早く帰ることができました。
そんな時、普通ならコンビニにでも寄って駄菓子とか菓子パンとかでも買って友達と駄弁ったりするのでしょうが、コンビニもないようなど田舎に住む我らは、そんな時、学校が立っている丘を散策して、そこらへんに生えている木イチゴをとって食べるのが楽しみでした。
かなり急な坂を手足でよじ登って、5分くらいかけてせっせと木イチゴを積んで、いつもよりちょっと高いところから景色を見ながらぽりぽり食べる。
これが本当の、道草を食う。でした。思い出です。
役者/小道具 2年 小林 大晃
⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰
劇団綺畸2018年度冬公演
『ふれろ』
作・演出 中村光汰
12/20(木) 19:00
21(金) 19:00
22(土) 14:00/19:00
23(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
予約制・無料(カンパ制)
全席自由席
予約フォーム(小林扱い)↓
https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu?m=0kdidce
⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰