劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

嘘をつかなくなったら

今回のテーマは「一生忘れない思い出」だそうで。

思ってたよりでっかいテーマ。いや、デカ......

多分ちょっとズレた回答をしてしまうんだろうなぁわたしは!まあいいか!

 

あ!!!!!!!

 

わたしには弟がいるんです。

 

 

その弟は現在絶賛反抗期中なので、わたしがどんなに話しかけても全然答えてくれません。こっちもムキになってどんなにつまらないことでも報告していたらママにちくられた!それでも好き!

 

最近、そんな彼がなんだか様子のおかしい女に延々と追っかけ回されてくだらない話を聴かされる事案が発生したそうなのです。

 

誰だよ!!!そんなやつお姉ちゃんが退治してやる!!!!えいえい!!!

 

 

はい。

 

 

 

弟が生まれた時期のことをよく思い出します。

でも、弟が生まれた瞬間とかじゃなくて、母が入院していた病院で起こった事、そっちをよく思い出すし、忘れないんじゃないかな、なんて思います。

 

 

当時4歳のわたしは嘘をつきました。

本当にちいさなちいさな嘘でした。

人に迷惑がかかっている以上ちいさいと言い切ることはダメかもしれないですけど。

 

それは、母が弟を産んだ後、滞在していた病室に遊びに行った時のこと。

母も、一緒に見舞いに来た父も席を外している時に、ベッドの枕元にコードに繋がれたリモコンを見つけました。

 

押してみたい。

押しちゃだめ。

分かっていたのですけれど、そのつるつるとした淡い橙色のボタンに完全に惹かれてしまったわたしは、手を伸ばさずにはいられなかったのです。

 

あの時のボタンを押す感触をわたしはわすれない、と思います。

 

そのボタンはナースコールだったので、当然看護師さんが病室に来てしまうわけです。当然の結果ですわね。

ボタンを押したのは他でもないわたしで、ああでも今見つかったらおこられちゃうな。

 

なんて、とっさの判断で隠れて、看護師さんが病室から出ていくまでずっとすみっこで小さくなっていました。

心臓が早鐘を打って、指先は冷えて感覚が遠くなる。

この感覚もわすれないと思います。

 

 

でもこういう罪悪感って、長くは抱えて置けないものだし、悪いこともずっと秘密にはしておけないわけでして、    帰りの車で父親に本当のことを打ち明けて、打ち明けるとホッとしたやら申し訳ないやらで涙が止まらなかった。

 

「ちゃんと言えてえらかったね」とか、言われながら「ごめんなさい、もうしません」を繰り返しました。

次、病院に言ったら謝る約束もしたっけ。

 

あれからもう15年は経つわけだけど、私は正直で素直な人間になれているんだろうか。なれるの?いつになったら?どうすれば?

 

あの日の出来事が何となく忘れられなくて、今のわたしが狡い事を考えた時にひょっこり顔を出します。

 

なんてね。

 

おっと、いっけなーい

と”こまで本当を書けばいいかわからん!ラストくらいは!

うそ偽りない気持ちを!

とどけます!

だんだん寒くなる季節ですが、

いいお芝居にするので、

すごくたくさんの人に観て欲しい!

きてくれるかなぁ、弟。

 

以上、安孫子 朋佳でした!

駒場小空間でお会いしましょう!

 

 

 

  

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劇団綺畸2018年度冬公演

 『ふれろ』

作・演出 中村光

 

12/20(木) 19:00

21(金) 19:00

22(土) 14:00/19:00

23(日) 14:00/19:00

 

駒場小空間 

予約制・無料(カンパ制)

全席自由席

 

予約フォーム(安孫子扱い)

https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu?m=0kdicfg

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