劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

今に繋がる

誰も知らないというわけではありませんが、私は5歳から高校3年までヤマハでエレクトーンを習っていました。エレクトーンは鍵盤楽器で、ピアノと違うのは鍵盤が軽く、3段あり、様々な楽器の音を流せるところです。基本、右手でメロディ、左手で伴奏、左足でベース、右足で音量といった、全身使う楽器でもあります。最初、エレクトーンを見た時、バイオリンやトランペットなどいろんな音を出して演奏できるところに感動して、これをやりたいと思いました。

小さい頃は本当に下手でした。まず両手で演奏することが難しすぎて、練習するのが嫌になってました。発表会では、ディズニーのファンティリュージョンを団体で演奏する時がありました。団体発表は、人数が多いのでメロディや伴奏など一人一人担当が決まっていましたが、私の担当はメロディのところどころにウィンドチャイムみたいにシャラララランと指を滑らせるところでした。当時は楽しいィィィ!と思って弾いていたのですが、よくよく考えてみたらこれはいるのか?と思います。

最初シャラララランを担当した私ですが、何年かやっているとできる事が増えてきて、自分の好きな曲を自分で表現できる喜びを味わうようになりました。スターウォーズはもちろん、映画音楽、ミュージカル曲など好きな曲を弾きまくりました。

また、好きな曲を弾いてるだけではなく、ヤマハの試験も受けました。試験内容の一つに、先生が弾く8小節くらいを耳コピして再度自分で弾くという聴奏がありました。できるわけありませんでした。結果はボロボロでしたが、何とか合格して、ヤマハの先生になれる資格を得られる5級まで取得する事が出来ました。

エレクトーンのお陰で私は音楽に興味を持つ事ができ、それは今演劇で音響というセクションをやっていることに繋がっていると思います。エレクトーンを習っている間はまさか演劇で音響をやるとは想像もついてませんでしたが、今思うとやっておいて良かったなとすごく思います。

そんな音響としての参加もこの公演で最後になりました。引退という実感がなく、綺畸を引退した後の私をあまり想像できません。でも、この綺畸での経験はこの先の人生で大事な何かに繋がるのは自信持って言えます。

最後の公演も後輩と、良い音響を演出できるよう頑張るので皆さん観に来てください。

 

音響3年 光永

 

 

 

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劇団綺畸2019年度夏公演

『スポットライト・ガール』

作・演出 黒橋拓

 

6/6(木) 19:00

6/7(金) 19:00

6/8(土) 14:00/19:00

6/9(日) 14:00/19:00

駒場小空間

予約制・無料(カンパ制)

全席自由席

 

予約フォーム(光永扱い)↓

https://www.quartet-online.net/ticket/spotlightgirl?m=0kdidjd

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