劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

セクション企画 ~音響~

こんにちは、音響です。
今回は音響の魅力をもっと知って頂けるように、音響機材の解説「たのしい音響機材」と、Mへの熱い思いをメンバーが語る「このMがすごい!2020」の二本立てでお送りします。


「たのしい音響機材」
<101>
腕にすっぽり収まる小ぶりのスピーカーです。機動力の高さを活かして舞台下に潜らせて効果音を出したりするのによく用います。


<サブウーファー>
サブウーファーは、主に低音を出すためのスピーカーです。これだけで音を出しても、ほとんど曲として聞こえません。歌はどこに行っちゃったの?という気持ちになること間違いなし。
ですが、他のスピーカーと一緒に鳴らせば、自宅のスピーカーやイヤホンでの視聴では得られないような臨場感をつくり出すことができます。過去公演では、爆発音をこのスピーカーから流すことで客席が揺れる効果を利用したこともあるそうです。


<ミキサー>
音響セクションと聞いてイメージする機械の一つがミキサーではないでしょうか。Instagramで紹介した写真にもあります。見たことがある・知っている方も多いと思います。ツマミやスライドさせるやつ(フェーダーといいます)がたくさんついていて、かっこいいけどなんだか操作が難しそう、と思うかもしれません。が、上演中はあまり操作しません。ご安心ください。


<アンプ>
ミキサーとスピーカーの間につなぐ機械です。これがないとスピーカーから聞こえる音量の音が出ないので、結構大事です。写真はInstagramにあったかと思います。一台で鳴らすことのできるスピーカーは一組(LとR)だけですが、駒場小空間では複数のスピーカーを一度に鳴らせるように、いくつかのアンプを同時に使います。
駒場小空間で他の団体の公演の準備を手伝うときにはアンプとスピーカーをつなぐ作業が中心になるので、音響セクションにとっては馴染みのある機械だと思います。


<オーディオインターフェース>
劇団綺畸では、パソコンとミキサーに繋げて使っています。音を再生する時に音質をよくし、また音量調節もできます。


「このMがすごい!2020」
1. ヘレディタリー/継承
定番の低音に、ティンパニの皮が伸びきったときに叩いたポワッポワッみたいな音が合わさって最高に気持ち悪いです。昨年数々の恐怖を煽るMを聴いてきましたが、ここまで皮膚の裏側がむずむずして剥がしたくなるようなものは初めてでした。是非。
2.渇き (原作 深町秋生果てしなき渇き」)
原作で不良少年少女のパーティーがあるんですけど、普通は洋楽とかを流してるんだろうなと想像すると思います。
ところが劇場版ではでんぱ組.incの「でんでんぱっしょん」が使われています。
不良×地下ドル、このミスマッチが毒々しくて生命感やトんでる感じが巧く表現されています。合わなそうで意外と合う、けれどその発想には辿り着かない。天才ですね。いつかこういう絶妙なミスマッチを生みたいです。

(古橋)


3.LIAR GAME
ちょっと古いですが、テレビドラマ「LIAR GAME」のメインテーマです。めちゃくちゃかっこいいです。聞くと自分の頭が良くなったような錯覚を起こすほどです。ドラマ本編の方も面白いです。
4.陰の伝承歌 三部作
アニメ「新世界より」の挿入歌です。もともとのストーリーがかなり異質なんですが、その雰囲気と怪しい曲調が合っていて、さらに凄みが増している気がします。音響(というか音楽)の効果の大きさを感じた曲です。
5.御神体へ再び
映画「君の名は。」のワンシーンのBGMです。雨の日に聞くといいと思います。最後に日が差したような感じがするのも好きなところです。

(今野)


6.ポケモン
キキョウシティ、アサギシティのbgmが好きです。ハートゴールドをやってた時に、このbgmに出会いました。
ジムリーダーの中で好きなのは、ヒワダタウンのツクシです。
bgmもジムリーダーもいいので、是非ハートゴールドソウルシルバーやってみて下さい。

(小宅)


音響は多くの作業をパソコンやスマートフォンがあれば何処でも行える、学生生活にコミットしたセクションです。プライベートを充実させたい人、音楽が好きな人、機材を扱ってみたい人、そうでない人も、音響に興味をもって頂けたら幸いです。音響一同心よりお待ちしております!