劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

セクション紹介 ~衣裳・宣伝美術・制作~

《衣装》

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Q.どんなセクションですか?

 

A.役者さんの衣裳を用意するセクションです。主にその役に合った服や靴を買い揃えますが、作品によっては作ったり既存の服をアレンジしたりもします。

 

《宣伝美術》

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宣伝美術は劇団の中で際立って上演に関わらないな、と数か月に一回は考えてしまいます。脚本があり舞台がたって、その上で役者が動いて、照明と音響がそれを包み込んで世界を創り、制作がそこに観客を誘う。当日、私はそれをお手伝いしながら、ひとり「外」にいるような感覚をかみしめていたりします。どのセクションにもそこなりの色がありますが、宣美はやはり異色なんじゃないかな、と。
なにしろ私たちの一番大きな仕事は公演に大分先行します。やはりチラシと、立て看板でしょうか。加えてホールまでの道案内の小立て、ホールの入り口に掲げられるひさし、チケットとパンフレット、開演までにはすべてが完成し「宣伝美術」としてやることはひとまず終わりです。こんなセクションって他にありません。
しかし、何よりも先に、作品を負って人の目に触れるのが宣伝美術です。公演までの一か月やそこらの間、宣伝美術が作品の印象を決めます。チラシが様々な団体のパンフレットに折り込まれ、駒場キャンパス正門近くには背丈も超えるような立て看板が立ち、先にあげた諸々を見ながらホールに入ったお客様は開演までの空き時間にパンフレットを眺めるでしょう。そう考えると宣伝美術というのもなかなか悪くない。
実際、チラシや看板をみて観に来てくださる方も少なくありません。この手で作ったものが誰かの目に留まって、授業後や休日に駒場小空間に足を向けてもらうきっかけになる……宣美冥利に尽きますね。
少し新歓っぽいことを書きましょう。宣伝美術はかなり自由度が高いセクションだといえます。立て看板などを塗る以外は、描く手か、カメラか、あとはパソコンがあれば家で作業ができますから、時間的な余裕も持ちやすい。「宣伝物」の枠内と侮ってはいけません、できることは見方によっては無限です。作・演出と話し合いながら、外に見せたい劇のイメージを組み立てていく仕事はとても面白いものです。デジタルでもアナログでも、写真メインでも、一枚の紙の中に劇の世界が広がります。立て看板だってただの板絵とは限りません。半立体にしたり、層構造をつくったり、かなり好きなことができます。
描く人、デザインが好きな人、グラフィックが得意な人、魅力あるお仕事が待っています。

 

《制作》

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Q.どんなセクションですか?

 

A.制作は、主に当日のお客様の案内を担当しています。またチラシの折り込みや、夏合宿ではみんなのご飯を作るなど、お客様や劇団員との関わりが深いセクションです!

 

Q.本番に向けてひとことお願いします!

 

A.安心して劇を楽しんでいただけるよう頑張ります!ぜひいらしてください!