これは初めて演劇に関わろうとしている人に私がそういった人に伝えたいな~と思っていることを書いたものです。
ほかの人がどんな文章を書いているのか読めていないので、あくまで私個人の思ってることとして書きたいと思います。
あたりさわりのない質問ですが「演劇」って聞いて何を思い浮かべますか?
役者が演じている姿でしょうか。その役者が演じているストーリーを思い出した人も言えるかもしれません。
それとも大掛かりなセットにスポットライトや色とりどりの光、音楽が好きな人は過去に聞いたことのある劇判や有名なミュージカルの歌だったりするんでしょうか。
ファッションに興味のある人は役者の来ている衣裳を思い出したかもしれません。デザインが気になる人はパンフレットやポスター、舞台の背景なんかが気になったりするんじゃないでしょうか。
「演劇」という言葉を聞いただけでいろんなものが思い浮かぶんじゃないかと思います。実際、「演劇」は総合的な芸術や表現の場だと私は思ってます。この言い方、ちょっと堅苦しいですかね?「ちょっとお堅いのは……」って思われたくないので、言い方を変えるなら「演劇」っていろんな面があるよねってことです。
上で書いたどれが欠けてもいいものにはならないと思います。そのくらい演劇っていろんなものが組み合わさって、一つになった大きなものだと思います。
さて「演劇」が持ってる複合的な良さについての前書きが長くなってしまいましたが、ここからが伝えたいな~と思っているところです。
「演劇」とのかかわり方についてです。
いろんな面があるってことはいろんな関わり方があるってことです。
演じるのはもちろんストーリーやそれに必要な空間について考えたり、舞台でどのような音が必要なのかってことも考えないといけません。
役者の服装も違和感のないものや演出意図に沿ったものにしないといけないですし、ストーリーを知らない人にも見てみたい!って思わせるようなポスターやパンフレットを作る必要もあります。
それに公演の時期を決めたり、ここまで書いた考え事のタイムスケジュールを組む必要もあります。
……こう書くと演劇って大変ですね。一人ではなかなか難しいですし、たった1公演に1ヶ月とかかかります。
でも一人では難しいからみんなで取り組んでぶつかってより良いものを作ろうとするし、1ヶ月の熱量が凝縮された1時間半ってなんだかエモくないですか?
長々と書きましたが結局は演劇に関わるのって楽しいよってことです。
関わり方にはさっき書いたみたいなのもありますが、「見る」ってことも一つの関わり方です。
どうか初めて「演劇」を知って、関わろうと思ったあなたの心に残る舞台がありますように。
そんな普段言わないような、こっぱずかしいことを思いの丈の締めにしたいと思います。