劇団綺畸に入るそもそもの大きなきっかけが、とある芸能人のインタビューでした。
テレビドラマや映画、舞台など様々な世界で活躍している人だけれど、映画の宣伝であるそのインタビューで、舞台は特別だ、というようなことを言ってました。多分。というのも、それを見たのはもう2年半も前なので、本当にそんなこと言っていたのか、そういう意味で言ったのかわかりません。まぁとにかく、何気なく発せられたその言葉がなぜか頭にこびりついて離れなくて、半年後、それまで全くといっていいほど触れてこなかった演劇を作る側へ回ってしまうのでした。
この間、その人が出ている舞台を観に行くことができて。
上手く言えないけど、置かれてる状況とか、歩んできた道とか、全く違うのに、私の哀しみまで包み込んで浄化されていくように感じられました。
好き、とはまた違うかもしれないけれど、苦しみ、もがく様や、或いはそこに存在する光に心を掴まれている気がします。
思えば、音楽ではとくに、そうです。
昔からどうしようもなくしんどくなったときいつも聴いている曲は、いき辛さにそっと寄り添ってくれているように思います。
作品には、心の隙間を埋めてくれる力があるのかもしれない。
照明・映像 塩崎
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劇団綺畸2017年度冬公演
『ダイアローグは眠れない』
作・演出 中石海
12/15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
17(日) 13:00/18:00
於 駒場小空間
全席自由席
入場無料・カンパ制
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