劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

客観的事実として。

中学校の時毎日朝6時に起きて部活に行ったこと、いじめられても毎日登校したこと、家でどんなに大人が争ってようと耐えたこと、お前が大人になれを受け入れさせられたこと、近所の知らない人に可哀想とか言われても人生投げ出さなかったこと、寝てる間に殺されるんじゃないかと思って枕元には護身用に道具を置いたこと、癇癪を起こす大人に抵抗したこと、ちゃんと3年間嫌で堪らなかった高校を卒業したこと、怒声が聞こえない日はほぼ無い、自分が圧倒的に立場が弱い家から出るために高校生活丸1年をアルバイトに捧げて、なんとか折り合いを付け実家を出たこと。

これらはすごいことだと思う。頑張ったことなんだろうと思う。

でも、成長過程の自分に家庭にいる大人から言われたお前はなにも頑張ってない、は子供の自分には重かったのです。頑張ったことはなんですか、には答えられません。

でもでも、あの時、言われた時に、それに安堵する自分もいました。多分。

ああ、今後もそれを免罪符に、人のせいにして生きていけるな、と。
結局、自分が思考を停止するためにそう思いたいだけで、本当はなんもなかったんじゃないかと思います。呪われたと思っていたが、自分で呪っただけなのではないかと。

わたしは、なにも、がんばって、いま、せん。