劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

美しき××の日々

既に一本大変に暗い内容のものを書いてしまったが仕方がない。
私は暗い人間なのである…。


さて。
一年生の時に活動できるか知らないがサークルなんかしら入らないとなあとぼんやり思っていたところ、当時の19主宰(尊敬・感謝・愛)が中身の劇団綺畸新歓Twitterにアカウントをフォローされたのが諸々の始まりだったように思う。
なんだか知らないけど文章をそれっぽく読むのが人より器用だな自分と漠然と思っていたため、おっいいやん!少ない労力でいい感じになれるかな!とか思っていたりしたのだが、それは全ての間違いであった。あまりにも固く動きの悪い体、まあ別に聞こえるけど全然良くない発声、なんかそれっぽいで全部済ます嘘モリモリの演技。蓋を開けてみたら全然才能はなくて、むしろ中途半端に器用なのが足を引っ張り伸びしろが大変になかったのでした。ワハハ


まあそんな人間でも紆余曲折あって脚本芝居で泣き出したりノータイムで絶叫できるようになったりするんだから人間と演劇は面白い。


とか言ってるうちに引退なんですね。
やっと面白くなってきたところなのになぁ。稽古場も楽しいし。
…いや、先輩が気持ちよくなってるってことは、それは立場の弱いものの我慢忍耐が隠れているのでは…?(忍耐とは小型のタイプの絶望である)やはりブーブー言わずに引退するに限りますね。新井、後は任せた。


そう言えば引退公演の作演にもなりました。
ありがたいことに稽古場に二人もいる作演経験者がいるため、その二人に頼りまくり、私は突発的に奇声を発することでなんとか毎日をこなせています。愛!みんな優しい!
ちなみに今は授業中で、多分身体の話をしてて、男性の夏の浮き乳首がキモいって話をされています。うーん、どういう流れなんかね…あるべき身体…(聞こえた単語を書いた)

 


…ずっと言っているけど。
私は人生で初めて、人生のこの時期になら戻ってもいいかな、と思える時間を過ごせました。初めてでした。それは紛れもない事実です。

楽しかっただけじゃないけど(マジで)、本当に楽しかった。
ありがとうございました。

劇団綺畸 20主宰
内藤遥香