劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

消防車を呼ぼうか。

感想のような、自分語りのような、そんなものを書きましたが、癖が出ました。気持ち悪くなったら即行でブラウザバックしてください責任は負いませんよ。言いましたからね。

 

まず最初、「ひさく」ではなくて「かざく」だと思ってました。かざくだとしても、うちの作演は公演名を考えるセンスあるなと思ってたんです。でも違いましたね。ひさくでした。もっと最高だと思います。誰もが思ったであろう、「秘作」。自分で自分の創作物に対するハードルを上げるのって怖いことだと思います。私なら最大限の保険をかけて世に放ちます。でも演劇人にとって前に進むってすごく重要なことだと思うので、私も自分の中の「ひさく」に対するハードルを上げながら楽しみにしています。

 

火が咲いている様と聞いて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか。私は火事ですね。不謹慎かもしれないですが、私的には花火なんかよりもずっと美しいと感じます。原因のほとんどはちっぽけなもので。なのに次から次へと燃え移り、大きなものになっていく。消されそうになっても粘る。しかし、美しさの影にはたくさんの不幸がある。何とも言えない美しさを感じませんか?近くで見ると醜いかもしれない。けれど、遠くから見る分と最高の芸術作品。そして、その灯りに引き込まれそうになる。高いところから下を覗くと落ちたくなってしまうのと同じように。光に向かってしまう虫のように。いつか私は炎に飲み込まれて死んでしまうのかもしれない。私が花托で、炎が花弁。遠くから映像に残すのはどうでしょう。いつか満足するまで生き抜いたら、感性の合う人間と一緒にやってみるのもいいかもしれない。そう思ってしまうほどに燃え盛る炎は魅力的なものに思えます。

 

別に自殺願望があるわけじゃないんですよ。どうせ死ぬならもっと楽に死にたいです。一番誰にも迷惑かけなく、綺麗に死ねるのは凍死らしいですね。寒いだけだよって母が言ってました。でも死ぬ瞬間すら誰の記憶にも残らないって結構残酷。どうせならいろんな人の記憶に残りながら死にたい。ただ、死ぬ瞬間を近くでお見せしてしまうと相手が可哀想なのでやっぱり花になるのがいいのかもしれない。何も気にしなくていいならば、スクランブル交差点のど真ん中で。現実的には、営業終了後の渋谷スカイで。

 

輪廻転生って信じます?私はそこそこに信じてます。信じてるっていうか、生まれ変われればいいなっていうファンタジーな気持ちでいます。何がいいかなぁ。人間って最強なのでこの世界線で生まれ変わるなら人間一択。でも私、この世界線嫌いなんですよね。もっとファンタジー世界線に行きたいです。めっちゃ強い蝶々になりたいです。蛾の柄をした蝶々がいいです。蛾ってすごくいい。綺麗な柄しといて、触れたら終わり。魅惑。でも人に嫌われるとメンブレしちゃうので、蝶々でいたい。羽とか千切れたら嫌だから、固い素材でよろしくお願いします。寿命は1年。死んだあとは標本にしてください。私はまた、輪廻で転生しますので。