劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

性格が悪いって話

最初「火咲く」の文字列を見た時に浮かんだのは花火でした。だから内容を知るまでは力強くパッと咲いて、儚く終わるような話なのかなぁと勝手に思っていました。

実際は全然そんなことはなかったです。人間味があってドロっとした話でした。ちょっと悲しかったです。自分はあまり下ネタとかが得意ではないので。

 

さて、自分が考えるに、ですがこの作品の肝は何も解決しないことだと思います。ハッピーエンドじゃないし、何かが劇的に変わるわけでもありません。

でもそういうことは日常ではしばしばある事だなって思います。自分にとって大きな変化が周りからは変わってないように見えたり、逆も然りです。

自分は普段あまり誰か意識した生き方をしてないので、傍若無人な振る舞いや意図せず人を傷つけることがあります。これ、厄介なのが自分が相手を傷つけたことに気づいても、大した罪悪感を持ち合わせていないことです。どうでもよ、めんどくさってなります。逆の立場だったら普通に傷つくくせにです。

今回はこのお話に出会えたことは変化や人の機微に少し向き合う機会が与えられたと思ってます。この公演の期間だけでも少しだけ人との関わり方を見直すべきかなと思いました。たぶん無理なんですけども。

 

これは別口の話ですが新公はもう少し綺麗な話がいいです。自分には脚本を書くような才はありませんので、図々しいですが、どうか作演をやるかもしれない皆さま、お願いします。

それはそうとして冬公は冬公でちゃんと精一杯を尽くしたいと思ってます。よろしくお願いします。