演劇教育が盛んな小学校にいました。
小学校1年生の時から定期的に水曜日の3.4時間目は演劇ワークショップ。
終わった後の給食は美味しんです、身体動かすので。
私は揚げパンが好きでした。牛乳はこっそり箱に戻してました。
あ、それはどうでもよくて——。
6年生で卒業公演をするんです。4月から1年かけて、劇作家の方々と一緒にオリジナルの脚本を書いて上演するんです。
6年生になって、うきうきで卒業公演の準備をしていたけどオーディションで私はやりたい役には落ちました。
で—。
結局別の役になったんですね、ちょっと偉い女の人の役。スーツなんか着ちゃって。
極度の恥ずかしがり屋なので、ずっと思い切って演るのが恥ずかしかったんですけど、本番前日のリハーサル、急に思い立って動きを変えてみたんです。
そうしたら、客席に座ってた大好きな演劇好きの先生が凄く笑ってくれて、終わった後も褒めてくれて。
ああ、あそこから演劇に囚われてるなぁと思うことがあります。
あの小学校にいたからまだ演劇をしてるのかもしれないです。
せんせい、笑ってくれてありがとう。
今も恥ずかしがり屋は変わらず、あの時の卒業公演のDVDはまだ観ることができてません、一度も。
制作2年 菊地音々子
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劇団綺畸2018年度冬公演
『ふれろ』
作・演出 中村光汰
12/20(木) 19:00
21(金) 19:00
22(土) 14:00/19:00
23(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
予約制・無料(カンパ制)
全席自由席
予約フォーム(菊地扱い)↓
https://www.quartet-online.net/ticket/kiki18fuyu?m=0ibejfj
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