劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

2023-01-01から1年間の記事一覧

細く、長く

「細く、千切れず」の作演出をした甲斐です。沢山の方に見ていただけました。嬉しかったです。ありがとうございました。以下色々書くけど、来年3月にある新人公演を見に行ってあげてくださいというのだけ覚えてもらえれば大丈夫です。役者で言うと、黒木陽翔…

作演出の見る冬公演

今年の冬公演『細く、千切れず』の作演出をしています、甲斐です。 この戯曲にはテーマがあります。メッセージ、というほど誰かに押し付けたいものではないんですが、取り扱ってみたい主題がありました。 とある作家さんが、この考え方に辿り着く人には大き…

主宰の見る冬公演

主宰のだてです! 一応役者チーフを兼ねてます! ネタバレをせずにこの公演の魅力を語るのは非常に難しいのですが、精一杯努力しようと思います。たくさんの人にこの演劇を観ていただきたいので。 まず、『細く、千切れず』は非常に上演価値の高い作品だと思…

舞台監督の見る冬公演

こんばんは、劇団綺畸舞台チーフです。舞台監督もやってます。 舞台は舞台セットを作るセクションで、その多くの作業は木材等で構造物や舞台美術を作ることです。これを「叩き」と呼んでいます。叩きは屋外で行っていますが、冬公演はちょうど秋が冬に変わる…

照明チーフの見る冬公演

こんばんは。照明チーフです。 今、仕込みしてます。残念がら今回の公演のではないです。 仕込みをするといよいよだなって思います。今回もきっと思うんだろうなって気付いて少しそわそわし出しました。 照明セクションは名前の通り、演劇の灯りに関する全て…

音響チーフの見る冬公演

劇団綺畸2022年度入団、現音響セクションチーフの平野と申します。好きな食べ物はチキンカレー、最近よく聴いている音楽はゲーム「龍が如く」シリーズより、「ばかみたい」の秋山駿歌唱バージョンです。よろしくお願いします。 さて、今回の公演「細く、千切…

衣裳チーフの見る冬公演

どうも、衣裳チーフです。 今回から稽古場ブログの内容が変わりましたね〜 これまでは公演に関係ないことを自由に書いてたんですけど、今回からはまじめに書きます。と言っても、今回でチーフ引退なんですよね〜。なので、割と力入れて頑張っています! 公演…

宣美チーフの見る冬公演

こんにちは、劇団綺畸の宣伝美術、略して宣美チーフです! 今回のブログでは私が宣美の活動を通して感じた『細く、千切れず』という作品の魅力について書かせていただきます。 宣美では現在、当日お客さまが目にするパンフレットや看板を作成中ですが、これ…

制作チーフの見る冬公演

こんにちは、劇団綺畸の制作チーフです。 冬公演に向けて動き始めて、もう 4 週間。 あっという間に 11 月も後半に入り、時の流れの速さを感じています。 ここまでの期間、制作は様々な団体様の公演パンフレットに、『細く、千切れず』のフライヤーを折り込…

小道具チーフの見る冬公演

こんにちは。小道具チーフです。 今回の公演の目標は漠(劇団綺畸の倉庫)にあるものを使うことでした。いつ使うねん、これ。と放置されていた年代物の小道具たちをついに引っ張り出せるのかもと思うと(使うかわからないけど)とてもニマニマしちゃってます、…

映像チーフの見る冬公演

こんばんは、いつもは匿名なのに、今回は誰が書いているかわかってしまうので緊張している映像チーフです。どうも。 この冬公演は、映像泣かせの公演であると言えるでしょう。公演を観に来ていただければよくわかると思うのですが、この作品では非常に挑戦的…

Webチーフの見る冬公演

こんにちは、Web チーフです。 今日から更新される稽古場ブログのテーマは、「各セクションチーフから見た作品・冬公演」です。明日から各セクションのチーフが書いたブログが更新されるので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。 僕が思う作品の魅力、の…

『細く、千切れず』第3週稽古場ブログ

稽古場ブログももう3週目です! さて、役者の稽古も開始から3週間が経過しました。練習を重ねるにつれ、役者の目線や細かい反応、息遣いにより、この作品に流れる雰囲気がより上質なものになってきています!この空気感が、舞台の立ち上がった劇場で、音響…

『細く、千切れず』第2週稽古場ブログ

稽古開始から2週間、そして土曜には2回目の通し稽古を行いました! 今週は予約開始、フライヤー公開など、観てくださる方々に向けたイベントが多かった週だなと思います。このブログの最後に情報をまとめているので是非ご覧ください! 今週の稽古では、より…

『細く、千切れず』第1週稽古場ブログ

今週からいよいよ2023年度冬公演、『細く、千切れず』の稽古が開始しました!この稽古場ブログでは毎週、公演準備の進行状況や本公演の魅力などをお伝えしていきます! 今週は、シーンひとつひとつの読み合わせから始め、作演出の甲斐が役者の動きを一通りつ…

終演しました。ありがとうございました。

劇団綺畸2023年度夏公演「Scar-f」、無事終演しました。まずは公演を行うにあたって支えてくださった多くの方々に感謝します。お手伝いに来てくださった他劇の皆様・先輩方・団員のご家族などなど、公演に携わった全ての皆様に感謝します。そして公演を観に来…

たいせつなもの

子供の頃からステージが好きでした。劇場に行って、色んな物語を肌で感じる経験が何度かあり、人前で表現するって緊張するけど楽しいなと思っていました。 なので中学からの部活もダンス部に入る予定でした。小さい頃にやっていたバレエを再開してみようかな…

破道の九十 『黒棺』

私は他人に好意を伝えることがかなり苦手だ。普段から口数が多い方ではないし、多分相手を褒めるためのボキャブラリも豊富ではないだろう。けれどもその一番の障壁になっているのは「自分から投げかけられたこの好意は相手にどう捉えられるんだろう」といっ…

夢と現実

そこそこ長い間大事にしていた夢として、建築士になる、というのがあったんですけど、あるとき心がぽっきり折れて諦めてしまいました。 まあ向いてないのはわかってたんですよね。模試の成績を見れば私が圧倒的文系人間なのは誰にでもわかることだったし。も…

あなた、君、あの人、あいつ

音楽って聞き方人それぞれだなって思うんです。 曲重視の人もいれば歌詞重視の人もいて、テンポが大事っていう人もいて。 自分は圧倒的に歌詞に注目して楽曲を聴いてしまいます。 自分今年で25周年を迎えるあるコンテンツが大好きで。 そのコンテンツの楽曲…

最近は失敗してばっかりです、な私の備忘録。

忘れっぽいんです、私。多分他人がびっくりするくらい、日常のこと何も覚えてないし、昨日の夕食はもちろん思い出せないし、そんなんだから中学のことは何も覚えてないし、友達の恋愛が今どうなってるってのをどこまで聞いた、とかも忘れちゃって。 これって…

ぷかぷかなたからもの

小さい子の想像することって、とっても不思議なことですよね。 知っていましたか?人間の脳みそって、実は宇宙より広い宝箱になっているんです。宇宙より広い脳みそを持っているから、人間は本当に存在するかもわからないだだっ広い宇宙を想像することができ…

好きな人について

好きな人がいました。毎日確実に生き生きしていました。すごく大好きでした。だからほとんど毎日好きって言いました。まぎれもなく、愛でした。 演劇をこれからも続けていく覚悟ができました。多分今後10年は。全然楽しくないです。苦しいだけです。楽しそう…

レゴブロック

小さい頃レゴブロックが大好きでした。 たしか年少さんから小学一年生くらいまで毎年クリスマスのほしいものは新しいレゴブロックでした。車とか恐竜とかワニとか洋風のでっかい家とか色々集めました。ワニと恐竜はよく戦わせてた。 初めてもらったのは確か…

タオルケット

大切にしようと思ったものに限って捨てられた。 最初はタオルケット。 次は変身ヒーローの変身アイテム。 友人からもらったプレゼントが一週間後には見当たらなくなったのはかなり衝撃的だった。 確かに、タオルケットは新生児の頃から使っていたもので穴が…

焚き火

ごはんの写真とかきれいな景色とかは気まぐれで撮ったりするが、それでもあんまり写真を撮らない。そのせいで懐かしさに浸ろうとしても思い出で補完するしかなくなる。被写体にもあまりなることはない、勿論探せばどこかしらには写り込んでいるし、僕を撮っ…

来世は都会のイケメン男子にしてください

高校時代の友人と付き合い続けるって思っていたより難しいんだなとつくづく思う日々です。 わたしは地方の田舎から上京してきました。電車も、映画館もないようなド田舎です。景色だけは綺麗で、新海誠監督の映画に出てくる田舎町みたいな感じです。あ、因み…

歯医者さん

生まれつき、永久歯が5本足りない。上顎、下顎の左右がそれぞれ1本ずつと、上顎の右のもう1本。だから今、わたしの口中には大人になれない4本の乳歯がある。あと1本の乳歯は抜けてしまって、「何かがあるべき」空洞が残された。 こんな事情で、昔から歯医者…

三角坂

子供の頃住んでいた町のはずれに、1cmくらいのちょうどおにぎりのような形の三角形の石がたくさん砂利のように敷き詰められている坂があって、私はそこを勝手に三角坂と呼んでいました。 その頃、お菓子のおまけか何かのミニチュアの陶器の食器のセットを大…

大切にしているもの

私には友達が少ない。 私は性格がよくないし、隠そうとしてないどころか、嫌われるようなふるまいを進んでする節もある。だって、意味なく人に嫌われるより、嫌われる理由を自分の中であった方が気分が楽じゃないですか。 そんなわけで今もかかわりを持つ友…