劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

来世は都会のイケメン男子にしてください

高校時代の友人と付き合い続けるって思っていたより難しいんだなとつくづく思う日々です。

 

わたしは地方の田舎から上京してきました。電車も、映画館もないようなド田舎です。景色だけは綺麗で、新海誠監督の映画に出てくる田舎町みたいな感じです。あ、因みにタイトルは「君の名は。」のセリフから拝借しました。なので、今までとは180度違う東京での暮らしが楽しくて仕方ありません。新しい友人もたくさん出来て、色々なところにお出かけして、毎日が新鮮で、とにかく楽しいです。

 

でも、楽しいことばかりではないんですよね。当たり前ですが。

 

一人暮らしの方々には共感していただけるかなと思うのですが、夜ってやっぱりちょっと寂しくなりますよね。どうしても無音の状態が訪れるので、とりあえず何でもいいから音を聞いていたくて音楽や動画を垂れ流しにするわけです。で、落ち着いてきた頃に友人たちのインスタのストーリーなんかを目にしてまたセンチメンタルになるんですよね。

 

田舎あるあるなのかもしれませんが、同級生の7割くらいは県内に残っています。東京に進学した人なんて片手で足りるくらいじゃないでしょうか。そして県内の大学に進学した友人たちは高校の延長線上にあるコミュニティの中で楽しくやっているんです。勿論そこにわたしが含まれるわけもなく、会えるとしても長期休みの時しかなくて、だんだん連絡も少なくなってしまって、ああ、寂しいなあって思うんです。あの閉鎖的な田舎町で貴重な高校生活を一緒に過ごした大好きな友人たちにいつか忘れられてしまうんじゃないかと、何より自分が忘れてしまうんじゃないかと不安で仕方なくて。今のうちにどうにかしておかないと手遅れになってしまう気がして。焦ってもわたしにはマメに連絡するくらいしか出来ないんです。それ以外の繋ぎ止め方をまだ知らないので、どうしようもなくって。もっと上手に付き合っていけるようになれますようにと、未来に期待しておこうと思います。そんなわけで、わたしは今、高校時代の友人を大切にしています。