劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

音響と彼方へ、終演。

こんにちは、音響です。

いや〜〜〜新公終わっちゃいましたね。本当に本当に楽しかったです。調光室から見ていると、観客の皆様が楽しんでくださっているのが伝わってきてとても嬉しかったです。因みに、「音楽お願いできるかしら」のシーンでは調光室にいた5人でOKサインを作っていたり、観客の皆様が舞台上から一段降りるタイミングに合わせてカエルの音を流していたりしたのですが、お気づきになった方はいらっしゃるのでしょうか。

しかし、正直、先輩のいない初めての公演は不安で不安で仕方ありませんでした。特に22代音響チーフは音の魔術師と呼ばれるほど高い技術を持っている方なので、今回は音響のパワーがガタ落ちしたくらいの心持ちでいました。私はエンジニアという役職で音源を加工することが主な役目だったわけですが、ソフトをいじり慣れていないため四六時中?を飛ばしていました。何時間も格闘したのに先輩に助けてもらったら数分で解決したなんてことも数えきれないほどです。

でも、出来ることが増えていくのってすごく楽しいです。ある程度思うようにソフトをいじれるようになって、集中して作業できるようになって、自分のスキルアップをとてもとても実感しました。また、それと共に自身の勉強不足を実感したので現在は音楽理論を学んでいるところです。きっと習得するまでには数年かかってしまいますが、めげずに少しずつ知識を増やしていきます。

きっかけ会議の後に大幅な脚本修正があったり、ゲネ前日まできっかけが変更しまくっていたりと、他の音響員も大変そうでした。でも私に限らず音響員全員が今までで1番イキイキとして活動できたのがこの新公だったように感じます。

ただ、先輩に比べたらまだまだ私たちなんて豆粒みたいなものです。先輩が卒団してしまっても「綺畸の音響はレベルが落ちたな」なんて言われないように、日々精進してまいります。今後とも劇団綺畸を、ひいては音響をよろしくお願いいたします。