劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

物語の力、あるいは15時17分のできごと

物語をテーマにして何か書こう、と思ったときふと頭に浮かんだのが、数年前に見たクリント・イーストウッド監督『15時17分、パリ行き』でした。 これは2015年にパリ行きの特急列車で実際に起こったテロ事件をもとに作られた映画で、主人公はそのテロに遭遇し…

望遠

まいにちさんぽするほしいなでもどうくつにいる 外を歩いていて、 そこらを歩く人間一人一人に数十年の人生があって感情があって記憶があって物語があって(テーマこじつけ)毎日どこかへ行ったり行かなかったりでも概ねは行くべきところに行ってその日の目…

現実という名の「物語」

「物語」って聞くと、私はどうしても小説が浮かんでしまう。主人公がいて、ヒロインがいて、敵がいて、みたいな。そんで主人公はいい仲間にめぐまれてヒロインとなんやかんやあって結局丸いところに収まる。そんなものを思い浮かべる。 でも、「事実は小説よ…

ボケ

お笑い芸人さんにすっごく憧れてます。いやもうほんとこの世で一番かっこいい職業だと思うんですね。特にコント師さん。舞台の上に自分の考えた物語を作り出して、自分で作り出したキャラクターを演じて、お客さんを笑わせるって、ほんと素敵だと思うんです…

ものがたり

小さい頃、物語を書くのが好きでした。両親からもポエマーみたいだね、なんて言われるくらいには想像力が豊かだったと思います。 でも、成長するにつれて、現実のどうしようもできないもどかしい部分を目の当たりにするようになり、そこから想像力がぽろぽろ…