劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

彼方であなたを待っています

こんにちは!
いよいよ本番1週間前となりました。
本日は役者目線で稽古期間の振り返りと本作品の魅力をお伝えしていきたいと思います。

本公演の脚本稽古期間は従来に比べて少し長く、より演技のディテールにこだわることができたのではないかと感じています。長い稽古期間ではありましたが、役者たちは稽古場で気が緩むことがないように、演出の川口円楽のもとで様々な稽古を行いました。皆で観劇したり、プロの役者の真似っこをしたり、ワークショップに参加したり、各役者の多種多様な演劇経験を持ち込みながら今の自分たちに出来ることを常に思索し、この1ヶ月弱でたくさんの経験を積むことができたのではないかと思います。

私たちがこの期間で、思索を繰り返し、様々なことに挑戦した理由は他でもありません、この「彗星に乗って彼方へ」という戯曲の特殊性にあります。私たちのこれまでの経験では太刀打ちできないような、新しい壁ばかりの台本でした。お話のジャンルも身体の使い方も、意識すべきことも間の取り方も、今までやってきたことがないことを要求され続け、各々が悩みながらも様々な提案を出し話し合い実践し続けた稽古期間でした。先輩方から教わった声の発し方や会話の仕方をもとに、私たちが今すべきやり方を模索しながら、この壁を乗り越えようと努めました。思考と実践の繰り返し、そんな稽古期間だったと思います。

本作品は、基本的には非常に明るくポップ!見てて楽しくなっちゃう!ついつい笑ってしまう!?そんな劇だと思います。戯曲も、演出も音響も照明も衣装もステージ構成も、とってもとっても楽しくて面白いです。詳しくは言えないのが悔しいくらいに、どれもすごく面白いのです。何もかもがいちいち楽しいのです。

難しいことは考えず、ただただ楽しみに、気軽に、少しだけ何かを期待して観にきて欲しいと、そう感じています。とあるピアニストが言っていました、「音楽に特別な魔力なんかはないけれど、ただ一つ、音楽は日常を一時的に忘れさせてくれるものだ」と。演劇もそうなのではないかと思いますし、またこの戯曲はその最たるものなのではないかと思います。日常の忘却を試み彼方へと足を進めた主人公、その先では一体何が待っているのでしょうか?遠い世界で繰り広げられる不可思議でポップな物語をしかと刮目せよ!

きっと、とても面白いので、
皆様ぜひ、3/17,18は駒場小空間にお越しくださいませ。

日常から遠く離れた彼方で、お待ちしております!

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◆公演詳細

劇団綺畸2023 年度新人公演『彗星に乗って彼方へ』
作・朝比奈優里/演出・川口円楽

◆予約フォーム

下のフォームからご予約を承ります。お席が早く埋まる場合もございますので、ぜひお早めに、ご予約の⽅よろしくお願い致します。特定の劇団員扱いでのご予約については、各劇団員までお問い合わせください。

予約フォーム(劇団扱い):劇団綺畸2023年度新人公演「彗星に乗って彼方へ」 予約フォーム

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以上をご記入の上theaterkiki@gmail.com宛にご連絡をお願いします。確認の上、劇団よりお返事のメールをお送りいたします。

◆特設サイト

公演の情報をまとめた特設サイトが公開されております。以下のリンクから是非ご覧ください。
特設サイト:彗星に乗って彼方へ | 劇団綺畸2023年度新人公演

◆⽇時

3/17(日) 14:00/19:00
3/18(月) 14:00

※受付開始は開演の45 分前、開場は開演の30 分前です。
※ご予約いただきましても、開演5 分前を過ぎますとお席をご⽤意できない場合があります。お早めにご来場くださいませ。

◆会場

駒場⼩空間(東京⼤学駒場キャンパス多⽬的ホール)
京王井の頭線駒場東⼤前」駅東⼝より徒歩7 分

◆冬公演映像公開

2023年度冬公演の映像を公開しています。
是非この機会に、沢山の方にご覧いただけますと幸いです。
以下のリンクからご覧ください。

劇団綺畸2023年度冬公演『細く、千切れず』

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