中学も高校ものんべんだらりと過ごしてまいりました。
ただ、努力したという気分になるのは得意でした。
そんな自分を変えたくて劇団綺畸に入りました。
いろいろなことがありました。
まずはじめに「ひとのために」を覚えました。
一年間ひとのためにはたらきました。
そうしてる間に、ひとのためだけに働くことは、だれのためにもならないことに気がつきました。
3年生になったいま、自分も含めたみんなのために、演劇をすることを発見しました。
すごく、すごく変われたのだと思っています。
夏。夏です。3回目の夏です。
私にとって季節は劇団綺畸でした。
『馬刺』。その煌めき。憧れ。強い希望。
『鴉神話』。責任。自負。焦燥。
『竜骨の上で児戯』。これで最後の夏です。
長かったなあ。
でも短かったなあ。
もう十分だなあ。
でももっとずっとこうしていたい。
劇団綺畸が終わったあとも、私に季節はあるのでしょうか。
主宰を勤め、私を支え続けてくれた笹原と、たくさん傷つけあいながら助け合いながら走り抜けて来た中石、私を導いてくれた先輩たち、劇を共に作り続けて来た同期の全員、辛いときに元気と笑顔をくれた後輩たち。
本当に本当にありがとうございました。
劇団綺畸で、演劇をしていました。
舞台 小林可奈子
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劇団綺畸2018年度夏公演
『竜骨の上で児戯』
作・演出 中石海
6/14(木) 19:00
15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
於 駒場小空間
全席自由席
入場無料・カンパ制
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