劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

虚構の青

青が好きです。
それも、ラピスラズリのような深い青。
好きになった経緯はわかりませんが、もう随分とこの色に憧れを抱いています。
また青は非日常の色だと思っており、そこには現実と違った何かがあるような気がして、展覧会で綺麗な青の作品があるとつい目を引かれてしまいます。

そんな青い作品で思い出すのは、アルフォンス・ミュシャの大作《スラヴ叙事詩》の1作目「原故郷のスラヴ民族」でしょうか。
ミュシャの描く絵はみな好きなのですが、特にこれはお気に入りです。今年の春のミュシャ展でこの絵を見た時、描かれた青い夜空があまりに美しくて、暫くそこに立ち尽くしていたのを覚えています。

まるで澄んだ海の底を思わせるような深い青。……それがミュシャの作り出した虚構のものと気付いていながらも、スラヴの人々の見た夜空はこんなに鮮麗な青の世界をしているのだろうか、と思いを馳せずにはいられませんでした。

演劇は勿論、絵や音楽でもそうですが、それが作られたものだと知っていながらも、その世界に浸っていられる瞬間が好きです。
背中がゾワっとするあの感覚を味わいたくて、私は何度も虚構の世界に足を運んでいます。

舞台 藤枝

 

 

 

 

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劇団綺畸2017年度冬公演

『ダイアローグは眠れない』

作・演出 中石海

12/15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
17(日) 13:00/18:00

駒場小空間

全席自由席

入場無料・カンパ制

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Put Your Camera Down

いのちを擦り減らして生きてる女の子が好きです。ピアスにライダース、ショートヘアの女の子が慣れない手つきでタバコ吸ってたりするとグッときます。

ところで私はタバコを吸いません。なにかの中毒になって自分の行動が規制されてしまうのが結構怖いんですね。

最近、タバコが似合うと言われました。別に悪い気はしないんですがそれを言ってきた相手が清純派美人の某ミス東大の人だったのでなんというか、こう、絶妙な感じがしました。さすがに生まれ変わりてえええ!となってしまった。

またまた話は変わりますが私はこの文章をある好きな曲を思い浮かべながら書いています。その曲には英語でのアレンジバージョンがあるんですが、そのタイトルが「Put Your Camera Down」。カメラじゃなくて、その瞬間瞬間を自分の頭や体に焼き付けろ、今この瞬間を信じて今に没頭せよってことなんですが、このタイトル、自分が今やっていることにものすごくしっくりくるなあと思っていて。

「音や光の出る電子機器は予め電源からお切りください」って言うじゃないですか。演劇ではカメラは使えないから、その代わりに頭や体に焼き付けていつか終わるものだからこそ今この瞬間に没頭してください、等々。

後悔していることがあって、去年ライダースを買ったのですがサイズ感と値段しか考慮しなかったので襟のあたりとかどうしても気に入らない。買い換えようと思っています。

 

役者小道具2年 笹原

 

 

 

 

 

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劇団綺畸2017年度冬公演

『ダイアローグは眠れない』

作・演出 中石海

12/15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
17(日) 13:00/18:00

駒場小空間

全席自由席

入場無料・カンパ制

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ポケットの中にはいつだって

ポケモンが好きです!

小学生のときに初めて買ってもらったゲームがポケモンで、毎週アニメを見て育ってきました。

もともと私は育成とかコレクションとかが好きな素質があったみたいで、ボックスいっぱいのポケモンを育てたりコンテストを総なめにしたりとめちゃめちゃやり込んだ記憶があります。

大学生になってからはあまり時間が無くてゲームにこそ触れられない生活を送っていますが、最近は大人でも使えるようなデザインの雑貨とかもたくさん発売されていて、ポケモンセンターに行くことがあったらつい長居してしまいます。

こんな感じで今も昔も変わらずずっとポケモンが好きなんだと思ってたんですが、今年の夏の映画を観てポケモンと一緒に旅がしたくておいおい泣いたときに、私はもう大人になってしまったんだなあ、もう純粋な気持ちで冒険はできないんだなあ、って気づいてとても切ない気持ちになりました。

もう一度子供に戻ってみたいですね!

とりあえず今度発売される新作は買いたいです!
みんなでポケモンゲットだぜ!!


宣伝美術2年 伊藤

 

 

 

 

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劇団綺畸2017年度冬公演

『ダイアローグは眠れない』

作・演出 中石海

12/15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
17(日) 13:00/18:00

駒場小空間

全席自由席

入場無料・カンパ制

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無記のプンプン

 浅野いにおの「おやすみプンプン」という漫画がある。浅野いにおからしてそうなのだが、なかなか下北沢的サブカルチャーのにおいを強く感じさせる作品で、随所に実験的、シュールレアリスティックな描写が現れる。しかし一方で、この漫画には主人公プンプンの思春期、青年期の苦悩がストレートに描かれており、多くの人の胸を打つ。他の漫画と一線を画す表現技法を多用するこの漫画の中で特に大きな(またそれゆえに読者の中では小さくなってゆくとも言える)特徴の一つとして主人公とその家族の、キャラクターデザインのレベルでの描き方がある。主人公のプンプンは物語を通して小学生から二十代半ばまで成長してゆくが、彼とその家族はそのほとんどのシーンで身長80~140センチほどの小鳥のようなキャラクターとして描かれる。画像検索してもらったら早い。このプンプンの外見は、彼の内面(と作者が意図する表現)に呼応して変化する。この表現はこの物語を語るうえで非常に大きな演出効果を持っている。

 この表現の特徴は「リアリズムの無記」にあるといえるだろう。物語の最後で、プンプンの漫画家の友人(彼女を友人とするかは微妙だが)の南条幸が、プンプンにある落書きを見せるのだが、その落書きこそが物語の初めから「プンプン」という一人の少年あるいは青年を指し示してきたあの小鳥のようなキャラクターなのである。また、物語の中で、プンプンのセリフは決して吹き出しの中に、すなわちそこ(会話の現場)に存在する人物が発した言葉として直接に表現されることはない。プンプンのセリフや内心はすべて、語り手の言葉によって黒い背景のコマに白い文字で、「プンプン」という三人称を主語として、あるいはかぎかっこの中の言葉として書かれる。つまり、プンプンは確かにそこに存在しているのだが、語り手の言葉なしには言葉でもって物語の内部の人々と関わることができない、被造物としての性格を強く持った存在である。そもそも、この「プンプン」というふざけた名前も、デフォルメされた自己表現の仕方も、こういったビルドゥングスロマンに求められるリアリズムの要求をはねつけるものである。人間らしい容姿も、言葉も、名前も、表現も持たない、徹底的に作為に基づいて作られた存在であるプンプンを主人公として語られるこの物語が読者の心を掴むのは一体なぜなのだろうか。それはまさにそれらを持たないが故なのである。プンプンというキャラクターはその情動以外においては何らリアリズムを記されていない存在だ。しかし、これは「読者がその余白に自らを投影する」という安易な自己同一化を促すものではない。プンプンが物語内部の人物からは「イケメン」と評される容姿を持つという読者には絵として提示されないながら情報として与えられる要素や、何よりその過剰性を伴う情動・行動は、読者のキャラクターへの自己同一化から生まれる共感を阻むものだろう。プンプンが特殊な個であることは間違いない。すなわち、プンプンが持つ「無記」は人物の普遍化を促すものでは決してない。

 それではプンプンの「無記」が「おやすみプンプン」という作品に為している貢献とは何なのだろうか。それは「引き算」であり、プンプンの情動に輪郭を与えることである。この作品の背景部分の描写は徹底してリアリズムに基づいており、写真のコラージュまで用いている。この部分のリアリズムはこの作品の土俵は読者がいる現実と同じものであることを担保している。一方で、その舞台に上がるプンプンという中心的人間=行動の主体には常に空虚な嘘が付きまとっている。上にあげたような事柄は読者の現実には存在しない。プンプンという人間の真実性はただ一つ、彼の情動にのみ、圧倒的な質量を伴って存在している。捨象され、戯画化された彼の要素は、それ自体がリアリズムの一構成要素となることによってではなく、黒塗りされることによって、中心にある彼の情動のリアリズムを浮かび上がらせることに成功している。彼のその情動、言葉にならない葛藤は明瞭な輪郭をもって読者にぶつけられる。(※これまで主語をプンプンに限定してきたが、同じように表象される彼の家族についても同じことが言える。)

 本来登場人物の情動というものは、人物の肉体に媒介されて表象されるものであるが、肉体を捨てたプンプンはそのような媒質を必要としない。それゆえ、彼の情動はそのまま彼の姿として表象され、物語を通じて変化してゆく。

 このような表現手法は「おやすみプンプン」に固有のものかはわからない。しかし、少なくとも多くの人にとって、そのオリジナリティは容易に理解できるものである。主人公の肉体すらも捨象し、リアリズムの転覆という野心的試みをこのレベルで成功させている作品を、僕は知らない。「おやすみプンプン」は、従来の漫画表現(ジャンルはもう少し広げられるかもしれない)へ挑戦するアヴァンギャルド(前衛)の性格を有した作品であるといえるだろう。

 

中村

 

 

 

 

 

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劇団綺畸2017年度冬公演

『ダイアローグは眠れない』

作・演出 中石海

12/15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
17(日) 13:00/18:00

駒場小空間

全席自由席

入場無料・カンパ制

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わたしは どこまでも は行けない

2回しかない夏合宿個人発表の題材に2回とも選びました。手札が少ないですね~~。

銀河鉄道の夜が好きです。

好きな作品って年齢と共に変わっていきますよね。趣味が変わったり、価値観が変わったり、環境が変わったり。
好きな作品には、それに関わった思い出もくっついてきます。

わたし去年宮沢賢治童話村でやっていた生誕120年記念のライトアップ展示にものすごく行きたかったんですよ。
でも田舎のしょぼい展示だからあんまり日数がなくて、その上キャストリ練があって、唯一行けそうだった日が冬公の作会で潰れました。
めっちゃ凹みました。
こんなに行きたいのに行けない状況を作っているのは綺畸で、そんな団体本当に辞めたかった。真剣に綺畸が憎かった。

まあでも辞めずに続けて一年が経ち、去年が好評だったみたいで今年もライトアップが開催されました。
もうはちゃめちゃに嬉しくて、一人で一泊2日の弾丸帰省をして童話村に行ってきました。
ライトアップはとっても綺麗で、ああ見られてよかったなあって幸せだったんですが、それ以上に去年来られなかったことを思い出すんです。

岩手に行けないことに拗ねて綺畸を辞めていたらこのライトアップはこんなに綺麗に私の目に映ることはなかったんだろうなあ、
このどんぐりのようなオブジェは去年からずっとわたしを待っていてくれたんだなあ、
これがこんなに綺麗なのは去年辞めなかったわたしに神様がご褒美をくれてるんだなあ
って、そんなわけ無いのにそんなことを思いました。
ライトアップはきっと去年から変わらず綺麗なんですけど、私の目には、多分本物よりも綺麗に写っていました。


宮沢賢治だけじゃなくて、もう色々な好きが綺畸に絡んでいます。
嫌になったらすぐ辞める予定だったはずのこの団体に、体が馴染んでしまっています。
綺畸の思い出が苦いものになったら、今好きなものたちのことも多分もう好きとは言えなくなってしまう。
わたしが今演劇を辞めたら、きっと未練の化け物になってしまう。
今回と、あともう一回、あのまぶしい舞台に立ったらわたしは成仏できるのだろうか。


こんなつもりじゃなかったんだけどなあ。

 

佐藤晴香

 

 

 

 

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劇団綺畸2017年度冬公演

『ダイアローグは眠れない』

作・演出 中石海

12/15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
17(日) 13:00/18:00

駒場小空間

全席自由席

入場無料・カンパ制

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飽き性でも寝ることだけは飽きない

あこれ好きだ!と思ったものって飽きるまで求めてしまいたくなります。

ありていに言えば、好きになった曲を1曲リピートにしてしまって、あと起きる時のアラームもその曲にして、ついでに着信音もその曲にしちゃうみたいな。もうちょっと暇な時間ができたらその曲ばっか聴いていて気づくと、結局日に20回くらいその曲をリピートしちゃって。一度聞いて、あ、これいい!!ってなったフレーズとかリフとかって、頭の裏に張り付いて、無意識にずっと繰り返してるんですよね。で、逆にその歌を聞かないと気がすまなくなるみたいな感覚に一日中襲われるわけです。とは言っても、こんな調子じゃ、どんなに好きな歌でもまあ、大体は飽きちゃって、大抵の場合はこれ好き!!って思ってからあまり聞かなくなるまでサイクルは約1ヶ月といったところでしょうか。

ただ面白い好きだと思った曲に飽きてしまうのってなんか寂しいんですよね。その曲を最初に聞いた時は、確かにどこか、ある種一目惚れみたいな、ここだ!!ってポイント、引っかかりを確かに見いだすはずなんですよね。そのとき強烈に感じたその感覚を何度も何度も求めてその曲を聴くのですが、何十回と聞いていくうちに、どんどんその、曲特有の感覚、引っかかりが、丸くなっていっちゃうんですよね。その移行は自然で不可逆的で、どうしても新鮮な驚きを持ってその曲を聴くことはできないんですよね。あの時はあんなにビリビリ感じたあの感覚がもう感じられないっていう事実って寂しいんですよね。そうこうしてるうちに大抵、新しい曲にハマって、前の曲はまあ、たまに聴くくらいになる…ってのが、大体の場合の僕のサイクルな訳です。

でも、今の所人生でたった1曲だけ、いつまでたっても僕に新たな感覚、そして昔と変わらない感覚をもたせてくれる大好きな曲があって、それが、「くるり ワールズエンド・スーパーノヴァ」という曲です。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=video&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwjP6o_dxbLXAhUMULwKHWyOD3gQtwIIJzAA&url=http://www.dailymotion.com/video/xh6idy&usg=AOvVaw0wkbsDB9moTUcCwa0yfrAl

↑DaylimotionにPVが上がってるので是非聴いてください!布教してます。創◯学会とかエ◯バの証人並みに布教活動に専念しています。

かっこいいです。4つ打ちで乗れるところがものすごくかっこいいです。そんでPVがちょっと可愛いし、間奏なんて爽やかだけれど少し内省的で、いつもこれを聞くと冬の朝焼けの寒さを思い出していやもう本当にばちくそかっこいいです。この曲の良さを一つ一つ語るともう、どこまでもゆけるのですがその中でも1番のかっこよさは、「クールでリラックスしてるけども熱いものを感じる」からかなあと思っています。

この曲自体にはスクリレックスのような人を狂乱させるようなサウンドや忌野清志郎みたいなボーカルのカリスマとかそういうものは多分これといってなく、逆に基本に忠実で規則的な4つ打ちとベース、柔らかく優しいけれど少し悲しげなボーカルと、心地よく耳を抜けるシンセ音など、曲のそれぞれを構成する要素はシンプルで、聞き手に「これを聴け!!!」と押し出す圧力は、一見ないのです。ですが!!!それらがメロディを奏でだすと4つ打ちの歯切れの良いビートと、それに乗って表情豊かに、けれどどこか機械的に変化するシンセ、そして唯一人間味のあるボーカルの声がそれぞれに芯を持って聞こえてくるんです!!

きっとそれは音楽に対して、爽やかなスタンスを優しく追求して、自分たちの身を削るように、本当に自分たちが追求したいものって何か問いかけながら作ったからこそできたバランスなのだと思います。けれど聞き手にそれを伝えるときにはあくまでそれぞれは何の気なしにリラックスしてゆっくりと演奏しているようにしかみえなくて、本当にそこがかっこいいし、何より、自分の精神状態に関係なくノれるんです。「俺たちの歌はこれだ!!聞いてくれ!!」という感覚ではなく、「僕たちこういう音楽好きなんだよね、んで、これ僕たちが一番かっこいいと思える曲が作れたんだよね」感というか、そこに僕は気持ちよく同意できるわけです。

気づけば愛ゆえかだいぶ長くなってしまいましたが、もう少しだけなのですみません。

僕も人にお見せする表現って、そんな感じがいいなあって思っていて、人に自分をぶつけるのは大事といえばそうなんだけど、それだけでは片手落ちで、ただうるさいけど中身が入っていない風船みたいになてしまうのではないかと思います。そんな表現は軽く空に飛んでいくかもしれないけれどいつか割れてしまって、それより前に、それ以上にまず自分自身ととことんぶつかって、自分の表現を何度もぶっ壊しては組み立てて、自分を削りながらようやく露出してきた何よりも硬い自分の「芯」を組み立てて、見てくれる人の前に、さも何気ないかのように、ぽんっ、と置くような、そういう表現をしていきたいなあと思っています。

初めての本公演、頑張ります。

1年 役者 小林大晃

 

 

 

 

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劇団綺畸2017年度冬公演

『ダイアローグは眠れない』

作・演出 中石海

12/15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
17(日) 13:00/18:00

駒場小空間

全席自由席

入場無料・カンパ制

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小さいおうち

ブログテーマは「好きな作品」ということなので、私の好きな映画「小さいおうち」についてご紹介したいと思います。

「小さいおうち」の舞台は戦前〜戦時中で、女中さんの目線から見た当時の東京の中流家庭の生活が描かれます。
戦争前夜から戦時中という暗いイメージの時代を舞台にしているのに、「小さいおうち」での生活にはまるで緊迫感がなく穏やかで、現代よりもむしろ幸せそうで、一家の生活をずっと眺めていたい、という気持ちにさせられます。
赤い瓦屋根のモダンなおうち、ステンドグラスの窓、奥様のお着物やレトロなお洋服など、映像も美しくて、それだけでも楽しめます。

話の筋よりも、この映画の雰囲気が、私はすごく好きです。

未見の方はぜひ一度観てみてください。邦画らしいノスタルジーに溢れた映画です。


原 菜摘

 

 

 

 

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劇団綺畸2017年度冬公演

『ダイアローグは眠れない』

作・演出 中石海

12/15(金) 19:00
16(土) 14:00/19:00
17(日) 13:00/18:00

駒場小空間

全席自由席

入場無料・カンパ制

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