お気に入りのワンピースがあります。
高校一年生の頃、店頭で一目惚れして、当時の少ないお小遣いをはたいて買った白のワンピースで、ベージュのストライプの入った、いかにも夏!みたいな、シルエットの可愛いやつです。麦わら帽子が似合いそうな感じの。
もう買ってから何年も経ちますが、夏場に着る服では今でもそれが一番お気に入りです。
最近、物の扱い方って、結構みんな人それぞれなんだなあって思うことが多々あります。私は、一目惚れとか、これは運命だ!みたいに思ったお気に入りのものを、ずっとずっと使い続けて、それがボロボロになってもボロボロになったことに気が付かないくらい愛着が湧いてしまって、本当に全く使えなくなってしまうくらいになってやっと、買い替えようか考えます。でも、買い替えようかと思っても、次の運命の出会いがあるまで、なかなか買い替えられないんですよね。ボロボロになったものを使い続けるのは、周りからみていても、あまり心地の良いものではないと、頭ではわかっているんですけど。
運命の出会いなんてそうあるものじゃないので私の周りにあるものはボロボロになってしまったものばかりだし、一度好きになってしまったらもう嫌いになったりするのは難しくて、たとえその運命の出会いをしたものが欠陥品だったことに気付いたとしてもなかなか捨てる決心がつきません。(機能性よりも見た目を重視してしまう私の性質のせいもあるのかもしれないですけど)その欠陥をどうにかして工夫して受け入れて、使い続けようとしてしまうことも少なくありません。もしかして、物が捨てられない人ってこういう思考回路なのかな。
長くなってしまいました。
夏の始まり、私は毎年、お気に入りの白のワンピースを思い浮かべます。
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劇団綺畸2017年度夏公演
『鴉神話』
作・演出 齋野直陽
6/8(木) 19:00
9(金) 19:00
10(土) 14:00/19:00
11(日) 14:00/19:00
於 駒場小空間
全席自由席
入場無料・カンパ制
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