劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

身体と出会い

 私の「半分好きで半分嫌いなもの」は自分自身の身体です。自意識過剰だと思われるかもしれませんが、実際自意識過剰です。半分嫌いな理由は挙げればキリがありません。第一に顔。言うまでもなく大変悪いです。第二に体型。全体的に分厚いし、近頃はお腹までブヨブヨです。第三に、何より、あなたの身体が好きだよ、と言われたことが一度たりともないのです。中高生時代の私に自分の身体が好きか嫌いか聞いたら、迷わず100%嫌いだと答えたでしょう(お腹はブヨブヨしてなかったんですけど)。

 今になって半分は好きだと言えるようになったのは、この身体を通じて出会ってきた人やものが好きだからです。身体がなかったらクラスのイケメンにも推しの音楽にも出会えなかった、と考えると自分の身体もまあまあ嫌いじゃないなって思えるのです。好かれるためじゃなくて、好きになるための身体。そう考える方向に、最近大幅シフトチェンジしました。

 あなたの身体が好きだよって言ってもらえることはこの先もないでしょう。特に女子はそういうことを気にしがちだと思うのです(主語が大きいですね)。だけど、誰かを好きだって思うたびに自分で自分の身体も好きになれるなら、100%じゃなくても半分くらいは幸せに生きて行ける気がしています。