劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

まだここにあるもの

宝物とガラクタって紙一重だと思うんですよね

 

ついさっきまで自分の中心にあったものが、今ではそうじゃなかったりして。

 

ある時まで自分を支配していた言葉がありました。

 

「君には才能がある」

 

それを大事にして過ごした10代は、涙が出るくらい美しかった気がします。

 

そんな言葉も、今は心の奥底に他の色褪せた言葉と一緒に眠っている。

 

このブログ書くまで思い出さなかったくらい。

 

 

そんな中でも自分を未だに離さないもの、それは、なんだろう。

 

舞台袖から見た光かなあ

 

ふとそんなことを思う。

 

後まで残っている舞台の記憶って、いつも袖からみた照明の光なんですよね。

 

なんか不思議

 

あれがまた見たくて、ここにいるのかもしれない。

 

舞台袖の幕の微妙な揺らぎと、舞台上に吹く少し冷たい風。

 

鼻につく照明の香りと、木の香り。

 

あの光にはそれが全て詰まっているんだなあ

 

 

午前三時の彷徨い人

 

 

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劇団綺畸2021年度夏公演

 

『勿忘草』

作・演出 西山珠生

 

7月上旬配信予定

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