『火咲く』を読んで、通しを見た感想を、ネタバレに気をつけながら書こうと思います!
一言で言うと、決して幸せなハートフルストーリーではないです。自分の言いたいことやりたいことを他人に押し付けて、すれ違っちゃう様子が見てて悲しくなりました。日常生活では絶対人に言わないような憎悪・拒絶を全面に出してぶつかり合う登場人物達を見ると、辛くて仕方なくなりました…
イメージで言うと、心に傷を抱えてる人たちがぶつかって、傷口がらどんどん悪化して、新しい傷まで作って、出血多量になっちゃったり、膿んだりしちゃう感じをイメージしました。
誰か絆創膏を貼ってくれる人はいないのかー
って思いました。
現実でもそういう人多い気がします。みんな知らないうちに心に傷を抱えてて、そもそも気づかない人もいるし、器用に手当する人もいると思います。でもほとんどの人は、古傷やかさぶたがたくさんあって、何かのきっかけで再び血が滲んで苦しんでいるんじゃないでしょうか。
そんなことを考えたら、この作品の親近感が一気に増した気がします!
でも私は、『火咲く』はただドロドロで辛い演劇ではないと思ってます。お互い傷つけ合いながらも必死に抱きしめようとしてる気持ちが伝わってきて、そのバランスが絶妙だと思います!
ただただ冬公のPRみたいになっちゃいましたね笑
あくまで個人の感想なので、人によって全く違う見方ができる作品だと思います😊
綺畸の冬公演、楽しみにしててください〜