劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

「慎重」と「大胆」

子どもの頃大切にしていたことは、物事を慎重に進めることです。

私は失敗するのがいやな子でした。だってみんなの前で失敗したら恥ずかしいし、イジられるし。だから失敗しないために、何かする前には必ず準備をしました。発表の前には必ず原稿を作って暗記したし、テスト前はワークを5周しました。恋愛の時もそうです。好きな人ができたら、リサーチを怠りません。その女友達に話を聞きます。彼女がいないか確認します。私のことが好きか探りを入れさせます。初デートは決まって白ワンピです。2回目に肩を出し、3回目で告白させます。これで失敗したことはありませんでした。

 

大学生になりました。

 

今大切にしていることは、ノリと勢いです。

東京に来て、環境が変わって、元から知ってる人が1人もいなくなって、失敗するのが怖くなくなりました。怖くなくなったというか、失敗することを躊躇しなくなりました。てか多分失敗って思ってません。だから一般的に見れば失敗って思えるようなことをたくさんしてきました。でも全然気にしてません。別に一緒に失敗した奴の中にこれからも関わってくようなやつ1人もいないし。何もダメージがありません。だからこれからもまだ、失敗していくと思います。

 

これっていいことなんですかね。積極的になったって言えるし。

でも今調べたら、「慎重」の反対は「軽率」らしいです。どの辞書調べてもそう出てきます。日本語検定にも出るらしいです。「慎重」の反対は「軽率」って。別に「大胆」とかでもいいじゃないですか。「軽」って。軽いのはいやだなあ。

 

個人的には大胆に生きれてるって思ってたんですけどね、最近の私。軽率らしいです。でも、もうどうやって慎重に生きてたか忘れちゃった。