劇団綺畸稽古場ブログ

劇団綺畸は、東京大学と東京女子大学のインカレ演劇サークルです。名前の由来は「綺麗な畸形」。

昔大切だったものと、今大切なもの

子供のころ、ぬいぐるみをとても大切にしていました。

 

布団の周りには30個くらいのぬいぐるみが鎮座していて、寝る時になるとそこから2つくらい選んで抱きしめて寝ていました。

 

その日あった良いことや嫌なこと、全部をその子たちに話してから眠りにつくのがルーティンでした。そうするとなんとなく安心感を味わえたんですよね。

 

今でも実家に帰ると、すっかり色あせてしまったぬいぐるみたちと一緒に寝ます。

もうお話しなくても寝られるけど。

元気かなあ、かわいがりすぎて、買って1ヶ月で腕の綿がちぎれたパンダのロンロン。

 

今の私の生活に大切なものは、こんなぬいぐるみたちとはかけ離れたものです。

 

あの子たちみたいにいつもご機嫌に笑ってるわけじゃないし、口悪いし。

 

短気で面倒くさがり。連絡は遅いし、通知欄見て満足して返信しない。最悪。ゴミ。

 

でも、くせっ毛で湿気に弱いよく広がる髪は、ふわふわで、あの子たちと少し似てるかもしれません。

 

私が笑ってる時も泣いてる時もずっと隣にいてくれて、安心させてくれる、私の何もかもを知ってる唯一の存在です。

その分いっぱい泣かされるけど。

 

迷惑かけまくって困らせまくってるのに、それでも私の面倒をまだ見てくれてる優しすぎる人です。

 

幸せになって欲しい。

 

私の一番大切なものです。